配線ダクトという設備を一度は見かけたことがあるでしょう。
以前は学校や企業のオフィスなど、多くのOA機器を用いている場所で接続している配線が目立たないようにする目的で天井裏や壁際に取り付けていました。主に壁と同じ色の化粧カバーになっているので、美観を損なわないという良さがあります。昨今では一般家庭でもパソコン・テレビ・DVDレコーダーといったネットワーク機器も数多く所有しており、配線ダクトを設けるようになっています。
配線ダクトを取り付ける時は電気工事専門会社に依頼をすればいいですが、DIYが得意な方だと自己設置をすることも可能です。用いる道具は「モール」と呼ばれる電気工事で配線を目隠しする道具と、結束バンド・木ネジの3点で全てホームセンターで揃えることが出来ます。モールを購入する際は、あらかじめ家電ケーブルを壁際に仮置きをしてから必要な長さ分を購入しましょう。
自身でニッパーを用いてカットできる他、お店では必要寸法分を計り売りしてくれます。自己設置をする時、壁の直接木ネジを使ってモールを取り付ける事になります。賃貸住宅や壁に穴を開けたくないという場合は、結束バンドを使ってカーテンレールや鴨居等にフックを取り付けて固定が出来ます。電気専門会社に配線ダクト工事を依頼すると、約3万円前後の費用が掛かります。自己設置であれば材料費のみで2000円ほどでおこなえるので大幅なコスト削減が可能です。
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