銘板を選ぶ時には紫外線などの対候性も考慮が大切

製品名や製造年月日、シリアル番号や製造会社などの情報を刻み込むための機銘板、装置類には欠かせない存在です。

名盤と言ってもアルミやアクリル、ステンレスなどの素材による違い、エッチングやインクジェット、シール印刷などによる加工手法による違いがあるので、比較検討がお勧めです。

比較の時には価格だけでなく、紫外線による劣化のことも考慮しておくと安心に繋がります。特に屋外に設置する装置の銘板は長い歳月の中で紫外線に晒されることになり、メンテナンスを行う際に記載文字の判別ができなくなる恐れも出て来ます。最近の夏は日差しが強烈、人にとっても大きなダメージに繋がりますが、紫外線は人間だけでなくあらゆるものに被害を与える自然からの攻撃と言っても良いでしょう。

銘板は大切な情報が刻まれているものですから劣化により何が記載してあるのかが分からなくなるのでは困ります。紫外線は対象物の内部からダメージを与えるとも言われており、見た目では分からないダメージも内部から徐々に表面へと現れるのが特徴です。ダメージを受けると、素材そのものの分子構造が破壊され、亀裂が入ることもありますし、変形や変色などで記載してある文字列を読み取ることができなくなる恐れも出て来るわけです。銘板を作る時の対候性は製品の品質にも影響を与えてしまうなどからも、銘板の記入は彫刻方式が最適と言われています。さらに、彫刻式の場合は細かな文字も鮮明に表示ができる利点もあります。